💬「FIREを目指すなら株式オンリーで攻めるべき?」「米国債って地味だけど、結局どうなの?」
こんな疑問を持つ方へ。この記事では、実際に私が保有している米国債の現状と、今後の金利・経済動向を踏まえた戦略についてまとめています。
🔍 私が保有している米国債とは?
2025年6月現在、私は以下の2種類の米国債を保有しています。
債券名 | 評価額(円) | 備考 |
---|---|---|
米国国債(利付債、利率3.75%、満期2030年) | 約35万円 | 6年後に満期。定期的な利息あり。 |
米国ストリップス債(満期2044年) | 約82万円 | 利息なし。満期時にまとめて元本受け取り。 |
合計すると、約117万円分を債券に投じていることになります。割合で見ると、私の全体資産(約1,340万円)の中で、約8〜9%を占めています。
🏛 なぜ米国債を買ったのか?
2024年末から2025年初めにかけて、アメリカの政策金利は高水準で推移していました。インフレ抑制のためにFRBが利上げを続けた影響で、10年物以上の長期国債の利回りは4%前後まで上昇。
これは債券投資家にとっては「バーゲンセール」に近い状態です。
なぜなら、金利が高いときに購入した債券は…
- 高いクーポン(利息)を得られる
- 金利が下がったときに価格が上昇する(=キャピタルゲイン)
という2重のメリットがあるからです。
「金利が高いうちに、長期の安全資産を仕込んでおこう」
そんな想いから購入に踏み切りました。
📉 米国債の含み損は気にしていない理由
正直なところ、現時点では米国債(特にEDVなどの超長期ETF)で含み損が出ています。けれど、私はまったく焦っていません。
なぜなら…
- 米国債はデフォルトリスクが限りなく低い(ほぼゼロ)
- 満期まで保有すれば額面で返ってくる
- 金利が下がれば、価格が自然に戻る(むしろ上がる)
というように、元本の安全性と将来的な価格回復の両面で信頼できる資産だからです。
特にストリップス債のように利息が出ないタイプでも、「2044年に向けて寝かせておけばOK」というスタンスで気長に保有しています。
📈 今後の金利と米国債の見通し
2025年6月現在、インフレはやや落ち着きつつあり、FRBは今後数回の利下げを検討しているという報道も出ています。
利下げが始まれば、既存の高利回り債券の価格は上昇します。
つまり、含み損が出ている米国債ETFや長期債券も、評価額が戻ってくる可能性が高いです。
さらに、世界的な景気減速やリセッションが来た場合は、安全資産である国債が再評価される流れになるでしょう。
💡 FIREを目指す人にこそ「米国債」は必要?
FIREを目指す人の多くが、S&P500やオルカンといった株式インデックスに集中しがちです。確かに、成長性でいえば株式に軍配が上がります。
でも、それと同時にこんなことも意識しています。
- FIRE後の生活費をどこから捻出する?
- 株価が暴落したとき、現金化できる資産はある?
- 高利回りの現金資産は、どこに置く?
この視点で見ると、米国債のような「守りの資産」が1割〜2割あることは、FIRE戦略上とても合理的です。
🔚 まとめ:攻めだけでなく「守り」も戦略的に
✔ 債券は地味だけど、金利や景気のサイクルを逆手に取れば武器になる
✔ 長期保有前提なら、元本保証&安定したキャッシュフローが得られる
✔ FIRE後の「支出フェーズ」に備えて、今から備えておくのもアリ!
成長のエンジンは株式。
でも、資産を守るブレーキとしての債券も、同じくらい大切です。
今後も金利動向を注視しながら、債券比率やETF・現物債の使い分けを工夫していきます!
コメント