はじめに(前編からの続き)
前回の記事では、資産1,000万円を突破したことで起きた以下の3つの心の変化を紹介しました。
- お金への“恐怖”が薄れた
- 投資のブレが少なくなった
- 節約が「我慢」ではなくなった
今回はその続きとして、さらに深い内面の変化である4.労働観の変化と5.ライフプランの視界が開けたという、2つのポイントをじっくり解説していきます。
4. 労働観が変わった:「辞めたい」が「選べる」になる
1,000万円という資産を持ったことで、仕事に対する“構え”がガラッと変わりました。
正直な話、以前は「嫌なことがあっても辞められない」状況でした。
奨学金やローンの返済、生活費……何があっても給料日を待たなきゃいけないという感覚。
でも今は、たとえば次のような選択肢が、現実味を持って視野に入ってくるようになったんです:
- 少し収入が下がっても、精神的に楽な職場に転職する
- 一時的にフリーランスで生きる
- 副業を育てて本業と両輪にする
- 数ヶ月、無職で充電期間を取る
これは、“自由”とは少し違うけれど、「選べる」ことの強さを実感しています。
「我慢して働くしかない」から
→「本当に続けたいかどうか」で働くかを考えられる。
もちろん、まだFIRE(経済的自由による完全リタイア)できるわけではありません。でも、FIREの“入口”には立てたような気持ちになったのは、間違いなく1,000万円到達がきっかけでした。
5. ライフプランの視界が開けた:「生き方の選択肢」が見えるように
最後に一番大きな変化。それは、人生設計の視野が一気に広がったことです。
たとえば以下のようなことを、「現実の選択肢」として考えられるようになりました。
- 35歳までに2,500万円を目指すなら、今のペースをどう保つ?
- 将来、両親の介護が必要になったら資産からどれくらい援助できる?
- 家族を持つなら、教育費をどう積み立てる?
- 地方移住して生活コストを下げるのはアリ?
これまでは、こういったテーマを考える余裕すらなかったんです。
資産が少ないうちは、「今月の支出」で手一杯。将来の話は“夢物語”にすぎなかった。
でも今、1,000万円という金額があるからこそ、5年後・10年後を逆算して考えることができるようになったんです。
資産形成が進めば進むほど、人生のハンドルを“自分の手”で握れる感覚が強くなってきます。これは、本当にプライスレスな価値だと思っています。
【まとめ】1,000万円は、あくまで“はじまり”
これまで紹介したように、1,000万円に到達したことで起きた心の変化は以下の5つです。
- お金への恐怖が薄れた
- 投資のブレが少なくなった
- 節約が我慢ではなくなった
- 労働観が変わった
- ライフプランの視界が開けた
ここで強調したいのは、「1,000万円あれば人生が楽になる」ではなく、1,000万円あれば人生の“選択肢”が広がるということ。
これはゴールではなく、むしろスタートライン。
ここから2,000万円、3,000万円と積み上げていくことで、さらに自由度は増していくはずです。
おわりに:あなたにとっての“1000万円”は?
今回の記事では、1,000万円という金額を超えたことで、私がどのように感じ方や生き方を見直すようになったかを赤裸々にお伝えしました。
読んでくださったあなたも、これから資産を増やしていく過程の中で、**金額以上の価値ある「心の変化」**を味わえると思います。
そしてその変化は、数字では測れない豊かさとなって、あなたの人生に広がっていくはずです。
これからも一緒に、FIREという夢に向かって歩んでいきましょう!
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