はじめに:Vポイント、使いこなせていますか?
三井住友カードやSBI証券などを使っていると、気づけば貯まっている「Vポイント」。でも――
- どう使えば一番お得?
- Tポイントや楽天ポイントと比べてどう?
- 現金やWAONに交換できるって本当?
といった疑問を持つ人は多いのではないでしょうか。
この記事では、2025年時点で「本当に使えるVポイントの使い道」を10個厳選して紹介していきます。
初めての人でもわかりやすく解説するので、「とりあえず貯めてるけど放置中……」という人にも、今日から使える内容になっています。
【前提】Vポイントってどこで貯まる?主な貯め方の整理
まずは「Vポイント」がどうやって貯まるのかを簡単に整理しましょう。
主な貯め方:
方法 | 概要 |
---|---|
三井住友カードでの決済 | 基本0.5%〜、対象店で5%〜10%還元もあり |
SBI証券での投資信託の積立 | 三井住友カード連携でポイント付与(最大1%) |
コンビニ・マクドナルドなど対象店 | スマホタッチ決済で高還元(5% or 7%など) |
ポイントモール(Vポイントモール) | ネットショッピング経由でポイントアップ |
**おすすめの貯め方は「三井住友カード(NL・ゴールドNL)」×「SBI証券で投信積立」**の組み合わせです。
Vポイントの使い道10選(前編:1~5)
ここからはいよいよ使い道10選のうち、前半の5つを紹介します。
① WAONポイントに交換して「ウェル活」で使う(実質1.5倍)
お得度:★★★★★
交換レート:1Vポイント = 1WAONポイント(等価)
活用例:ウエルシア薬局で毎月20日に利用 → 1.5倍の価値
これは筆者も実践している方法。VポイントをWAONポイントに変換し、「ウエルシア薬局」で毎月20日の「お客様感謝デー」に使えば、1ポイントが1.5円相当に!
たとえば:
- 3,000Vポイント → 3,000WAONポイント → 4,500円分の買い物が可能に!
注意点としては:
- 交換は「Vポイント→WAON」経由で「イオン銀行」サイトが必要
- WAONカードが必要(モバイルWAONも可)
- 交換に日数がかかる(即時ではない)
それでも圧倒的に高還元な使い方です。
② SBI証券の投資信託購入に使う(間接的に資産形成)
お得度:★★★★☆
交換レート:1Vポイント = 1円(SBI証券の投信積立に利用)
SBI証券と連携することで、Vポイントを投資信託の購入にそのまま充当できます。現金と同じ扱いで「使いながら投資できる」のが魅力。
特に、
- iDeCoやNISAとの併用はできませんが、
- 通常口座での積立に活用可能!
貯めたポイントでS&P500やオルカンなどに投資すれば、長期で増える可能性も。
ポイ活しながらFIREを目指す人にぴったりの使い道です。
③ 三井住友カードの請求金額に充当する(即時に使える)
お得度:★★★☆☆
交換レート:1Vポイント = 1円
「今月ちょっとピンチ…」というときには、Vポイントをそのままカード請求にあてることも可能です。特別な手続きもなく、VpassアプリやWebから簡単に操作できます。
ただし、WAONや投資のように「価値が増える」わけではないので、
- あくまで「緊急用」「現金同様に消費したいとき」におすすめ。
④ VポイントPay(デジタルポイント残高)で決済する
お得度:★★☆☆☆
交換レート:1Vポイント = 1円
Vポイントアプリを使えば、「VポイントPay」という形でスマホ決済も可能です。使える店はやや限定されますが、
- セブンイレブン
- ファミマ
- ローソン
- ウエルシア
- 松屋 など
で使えます。
特別な登録不要で使える手軽さがメリットですが、使い道が広くないためメインにはなりにくいかも。
⑤ 家電・日用品・グルメに交換(Vポイントギフトカタログ)
お得度:★★☆☆☆
交換レート:若干低め(モノによっては1P=0.7円〜)
Vポイントの公式サイトから、家電・日用品・グルメなどに交換も可能です。例えば:
- シャープ製の空気清浄機
- コーヒーギフトセット
- ブランド米 など
ただし、カタログ交換は基本的にレートが悪めなので、
- 欲しい商品があるとき限定
- ギフト需要(贈答用)に向いている
というポジションです。
⑥ 他社ポイント(Tポイント・dポイントなど)に変換する
お得度:★★★☆☆
交換レート:1Vポイント = 1ポイント(等価 or 0.8:1)※移行先により異なる
Vポイントは、他社のポイントにも交換できます。代表的なのは:
移行先 | レート | 備考 |
---|---|---|
Tポイント | 1:1 | Yahoo!ショッピングやSBI証券でも利用可能 |
dポイント | 1:1 | ドコモ系サービスやマクドナルドで使える |
Pontaポイント | 1:0.8 | ローソンやじゃらんで使えるがレート低め |
SBI証券を使っていない人で、Tポイント経済圏の人には特に有効。たとえば、Tポイント → ウェル活、という手も一応存在します(ただしV→WAONの方が得)。
⑦ ANAマイル・JALマイルに交換して旅行に活用
お得度:★★☆☆☆(旅行好きなら★★★☆☆)
交換レート:Vポイント → ANAマイルは0.5マイル/1P
旅行や出張が多い人なら、Vポイントをマイルに変えて、航空券を安く取るという方法もあります。
- ANAマイル:Vポイント 500P → 250マイル(※三井住友カードでの登録が必要)
- JALマイルは直接の移行不可(別の経路で変換が必要)
※マイルは有効期限あり&航空券以外だと還元率が下がるので、旅行ヘビーユーザー向けの活用法です。
⑧ Vポイントアッププログラムを活用する(再投資的な考え方)
お得度:★★★☆☆
使い方:対象の三井住友カード保有者限定で還元率アップの仕組み
これは使い方というより「貯め方を強化するテクニック」。
具体的には:
- 対象店舗でのタッチ決済で最大7%還元
- ゴールドNLカード以上で年100万円利用するとボーナス1万P
- SBI証券×三井住友カードの投資で最大1%
ポイントを得る → それを使って得する → また得する…という好循環を作る仕組みの一部として意識しておきましょう。
⑨ ポイント運用(投資的に使う)
お得度:★★☆☆☆
使い方:Vポイントを模擬投資に使えるサービス(増減あり)
Vポイントにも「ポイント運用」サービスがあります。
これは「現実の投資信託と連動する擬似運用」で、以下のような選択肢があります:
- アクティブ型(高リターン狙い)
- バランス型(中程度)
- 株価指数型(インデックス系)
ただし、
- 増える可能性はあるが、減るリスクもある
- 投資しても、現金に戻すのが難しい場合もある
よって、投資初心者が“お試し感覚”でやるのはOKですが、メインの使い道にはなりません。
⑩ 公共料金やサブスクの支払いに間接的に使う裏技
お得度:★★★☆☆
使い方:Vポイント→カード引落額に充当→公共料金やサブスクの支払いに間接適用
Vポイントは「カードの引き落とし額」に充当できます。つまり、以下のような間接的な使い方が可能:
- 電気・ガス・水道など公共料金を三井住友カードで支払う
- Vポイントでその分を相殺する(実質無料化)
また、
- Netflix
- Spotify
- Kindle Unlimited
- iCloud
などのサブスクもカードで払っておけば、ポイントで“払った気になる”ことが可能。
現金支出を抑えるにはかなり有効です。
まとめ:2025年のVポイント、おすすめ使い方ランキング
最後に、おすすめ順にランキングを振り返っておきましょう:
ランク | 使い道 | お得度 | 備考 |
---|---|---|---|
🥇 1位 | WAONに変えてウェル活 | ★★★★★ | 実質1.5倍!生活費節約に最適 |
🥈 2位 | SBI証券で投信購入 | ★★★★☆ | 長期資産形成を目指すならこれ |
🥉 3位 | 他社ポイントに変換 | ★★★☆☆ | 経済圏によってはTポイント化もアリ |
4位 | カード請求額に充当 | ★★★☆☆ | 現金の節約に直結。即効性あり |
5位 | マイル交換 | ★★☆☆☆ | 旅行多めの人向き |
6位 | ポイント運用 | ★★☆☆☆ | お試し投資にはなるがリスクあり |
7位 | カタログギフト | ★★☆☆☆ | 使い道が限定されておりレートも微妙 |
今後の展望:「ただ使う」から「増やす」へ
Vポイントは「貯め方・使い方次第」で、1ポイントの価値が1.5円以上にもなる資産です。
現金の支出を抑えながら、投資や健康管理(サプリ・お灸)にも回せるなど、**暮らしを支える「隠れ資産」**としてのポテンシャルはかなり高いです。
日々の支払いを三井住友カードに集約し、得たVポイントを:
- ウェル活で生活費を減らす
- 投信購入で将来に備える
といった形で「再投資」していく考え方が、2025年の節約・資産形成では非常に重要になってくるでしょう。
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